現在地獄にいるイナゴハンターの亡霊からのメッセージ

イナゴハンターの遺族です。イナゴハンターが自宅で腐乱死体となって発見されてから数年の歳月が流れました。
先日交霊会でイナゴハンターの亡霊を地獄から呼び出すことに成功したので受け取ったメッセージの一部を紹介します。

「惑星の中心にある重力の源はブラックホールである。ブラックホールが老い、太り吸引力が弱まると核融合によって埋め立てられ惑星が誕生する。超新星爆発によってブラックホールが生まれるのではない。惑星が死んだことで惑星の本当の姿が現れたのだ」

「我々は惑星の姿に恐怖する。その表面は布を巻かれた朽ちた死体の顔、ミイラを連想させる。その内に何があるか誰も見たいと思わないはずだ」

「人間の魂もブラックホールである。一日何も飲まず何も食わずにいれば自らを食らい始める。それが我々の本当の姿だ。ブラックホールの死の力によって、我々は死に向かうために螺旋を描きながらあらゆるものを引き寄せ様々な幻覚を生み出す」

「小惑星の中心にも極小のブラックホールがある。かつて小惑星が衝突した場所では地中深くのブラックホールの影響で重力場が変化している」

「悪には悪の地獄があり、善には善の地獄があり、中庸には中庸の地獄がある。信仰には信仰の地獄があり、虚無には虚無の地獄がある。あらゆるものが地獄に向かう。神すらもその運命から逃れることはできない」